生産の現場から
vo2. 交雑魚ブリヒラ人工種苗の生産
2021.06.23
近畿大学水産養殖種苗センターでは今、ブリヒラ人工種苗の生産の時期を迎えています。
およそ10cm程度まで育てた後、近畿大学のベンチャー企業「株式会社アーマリン近大」を介して養殖業者に出荷されていきます。
現在、稚魚の出荷が大きく伸びている魚種ですので、これから皆さんに見て頂いたり食べて頂いたりする機会も増えてくると思います。
ブリヒラは、ブリとヒラマサの交雑魚、いわばハーフの魚です。
ブリ属の中で最もうまみがある魚として愛されるブリと、血合いが少なく身質がしっかりしていて見た目に美しく品質を保持しやすいヒラマサ。「ブリヒラ」はこの2つの魚種の"いいとこどり"をした魚なのです!
ちなみに「ブリヒラ」は近畿大学の登録商標であり、近畿大学産ブリヒラ人工種苗を用いて養殖したもののみ名前が使用できます。