生産の現場から
vol9. シマアジ人工種苗の生産
2022.02.10
2月はシマアジが沖出しされる時期です。
シマアジの生産は12月下旬に始まります。
特に年末年始は初期飼育で重要な時期であり、飼育担当者は交代で飼育管理し、2月上旬で3.5~4.0cmほどまで成長します。
陸上での飼育はここまでで、株式会社アーマリン近大の海上イケスに沖出しします。
担当者総出で丁寧に扱いながらトラックに積み込み、串本町大島や鹿児島県瀬戸内町(奄美大島)、白浜町に輸送し、海上イケスで中間飼育された後、全国の養殖業者に出荷されていきます。
シマアジは近畿大学を代表する魚種の一つで、アーマリン近大での中間育成を経て出荷される稚魚は年間約300万尾、そのシェアは70%以上に達します。