生産の現場から

vol.41 陸上中間グループ(お仕事紹介)

2026.08.01

前々回ご紹介した初期飼育グループである程度まで成長した稚魚は、次に中間飼育グループへ引き継がれ、出荷できる大きさまで育てられます。

近畿大学では、稚魚の生態に合わせて、陸上と海上の2つの環境で中間飼育を行っています。

陸上では、主にブリ類やハタ類、トラフグなどを育てており、今回は、陸上での中間飼育グループのお仕事をご紹介します。

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中間飼育は、お客様である養殖事業者へ稚魚をお届けする前の最後の飼育工程です。

そのため、形がきれいで、大きさがそろい、健康な稚魚に育てることが大切な役割です。

魚種によって異なりますが、例えばブリ類では、生後40~50日ほどで初期飼育グループから引き継ぎ、生後65日ごろの出荷まで中間飼育グループが管理します。

 

ここまでご紹介してきたどの担当にも共通していますが、出勤して最初に行うのは飼育環境の点検と稚魚に異常はないかの確認です。小さな異変を早い段階で見つけることで、適切な対応につなげ、被害を最小限に抑えることができます。

中間飼育においての一番のポイントは、稚魚成長差を作らないことです。

特に、給餌は最も大切なポイントであり、餌が全体にいきわたっているかしっかり確認します。

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また、飼育密度などを的確に管理し続けることで、成長のばらつきを最小限にとどめることができます。

これらの管理を行うために、担当者には日々の正確な記録、観察力、そして経験の蓄積が求められます。稚魚の状態を担当者内で共有し、報告・連絡・相談といったコミュニケーションも不可欠です。

給餌後には水質が変化するので、このタイミングで水質測定を行います。

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こちらは底面掃除の様子です。初期飼育でもご紹介したように、底にたまった汚れを取り除くことで稚魚にとって良い環境を維持します。

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中間飼育により一定の大きさに育つと出荷選別を行い、各地の養殖業者さんにお届けしていきます。

出荷選別については次回の海上の中間飼育のお仕事紹介で詳しくご説明します。