生産の現場から
vol.43 職場見学会
2026.09.10
近畿大学水産養殖種苗センターでは、専任職員の採用に向けて春と秋の年2回、職場見学会を開催しています。
今秋は、9月3日に白浜事業場(和歌山県白浜町)、4日に大島事業場(和歌山県串本町)でそれぞれ開催いたしました。
白浜事業場には2名、初開催となった大島事業場には3名の方にご参加いただきました。
近畿大学水産研究所が創設されて間もない時代から「養殖用の稚魚は人工種苗であるべき」という理念に基づき研究を行い、研究成果である完全養殖技術による種苗(稚魚)生産を事業として社会実装することで養殖業界に貢献するよう取り組んできました。
見学会ではまず、当センターが種苗生産事業を通じて国内や世界にどのように貢献していきたいか、そしてこれから新たに加わる仲間とともにどのような未来を目指したいのかについてお話ししました。
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水産研究所白浜実験場の展示室のご案内の様子です。
ここには近畿大学で養成したクロマグロのはく製が展示されています。
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1970年に研究を開始したものの飼育は困難を極め、1974年に活け込んだマグロをようやく初めて成魚まで飼うことができました。展示されている個体はその飼育群の最後の1尾で、1997年まで23年間にわたり生簀で飼育された、世界最長のマグロ飼育記録を持つ個体です。さらにこの飼育群からは、1979年に世界初となる飼育下でのマグロの採卵にも成功しました。近畿大学の研究の象徴として今も大切に保管されており、2025年の大阪・関西万博でも展示され注目を集めました。
昼食は、担当者と一緒にお弁当と近大卒のお魚の刺身を囲みます。今回は近大マダイ、近大ブリヒラ、近大イサキを試食していただきました。食事をしながら担当者とざっくばらんに水産や採用全般に関するお話をする場となっています。
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陸上の種苗生産施設のご案内の様子です。
こちらの写真は、秋の採卵に向けて成熟を促しているマダイ親魚の水槽(白浜事業場)です。
選りすぐりの親魚を選び、マーケットや養殖事業者が必要とする時期に合わせ、人工的に飼育環境をコントロールし、計画的に採卵していることをご説明しました。
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こちらは採取した卵を計数する方法の解説です。
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こちらは大島事業場の親魚水槽です。
大島は採卵の拠点として親魚水槽を多数設置しており、受精卵を各事業場へ供給する役割を担っていることをご説明しました。
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海上施設のご案内の様子です。
白浜では養成中のカンパチの成魚をご覧いただきました。
魚好きにはたまらない、餌を食べるカンパチのスプラッシュ!!
歓声があがりました!
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大島では、あいにくの雨でしたがマグロ生簀を見ていただくことができました。
今年生まれた10cm程度の稚魚と、2023年産の成魚(30~40kgサイズ)を2イケスをご案内しました。
私たちの理念と事業内容を十分に知っていただき、そのうえで応募していただけるとうれしく思います。
次回の見学会は2027年3月に計画しています。
詳細が決まり次第、HPやインスタグラムでご案内いたします。