生産の現場から
vol22.マダイ稚魚の沖だし
2024.04.05
当センターの主力魚種であるマダイの種苗生産については以前からご紹介してきました。
今回は、そのマダイの種苗が初期飼育担当者から中間飼育(海上)担当者に引き継がれる
「沖だし」の様子をご紹介します。
マダイは年間2ロット生産しており、1~4月、9~10月に卵を収容します。
現在は1~3月生産分を順次沖だししています。
陸上水槽でおよそ45日間の飼育により、約3cmまで育ったマダイ稚魚です。
丁寧に網で寄せ、ポンプで船上のタンクに移します。
こちらのネットワーク図でもご覧頂ける通り、海上飼育を担当する株式会社アーマリン近大に引き継ぐ行程でもあります。
細かい網を張ったイケス内に少しずつ丁寧に流し込んでいくと、元気に泳ぎ始めます。
海上イケスで中間飼育された後、全国の養殖業者のもとへ出荷されていきます。